血友病と遺伝子
- 2018.10.13
- 基本情報
遺伝性疾患
血友病は遺伝性の疾患(遺伝子変異・染色体異常)で親から子どもに遺伝する病気です。
また、親が血友病(保因者)でなくても突然、子どもに発症する場合もあります。
遺伝のパターン
ヒトは性別の決定に関与する染色体を持っています。
男性はX染色体とY染色体を1本ずつ持ち、女性はX染色体を2本持っています。
血友病はX染色体の第8因子、第9因子が欠乏・欠損する遺伝子変異が原因となります。
遺伝のパターンは様々ですが、父親・母親が血友病患者の場合を簡単ではありますが下記で説明します。
(図1)父親が血友病患者の場合
*[XY]を男性・[XX]を女性と表記します。
*[X’]は血友病を引き起こす変異のあるX染色体とします。
(図2)母親が血友病保因者の場合
*[XY]を男性・[XX]を女性と表記します。
*[X’]は血友病を引き起こす変異のあるX染色体とします。
[補足]
この場合、母親の染色体、(X’)か(X)のどちらかを受け継ぐので
血友病(保因者)となる確率が50%となります。
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