虐待を疑われた1歳半検診
- 2018.09.18
- その他
アザだらけの一歳半検診
1歳半検診の前日、息子は自宅でこけて左顔面を打ちました。
30分後には腫れが見え、時間が経つごとに酷くなっていったのですが、本人は元気にしているし、明日の検診で診てもらおうと様子を見ることにしました。
足はアザだらけ、頬も腫れている。
虐待しているように周りから見られるだろうね・・・
と主人と話しながら検診へ向かいました。
そんな私の気持ちもあると思いますが、冷ややかな目をする人もいれば、こちらを見ながらコソコソと話す人もいました。
検診室へ入る前には先生に何か伝えられる様子が見え、入って早々アザのことを事細かく聞かれました。
7、8か月頃からアザが見られたこと。
それを病院に相談し大丈夫だと診察してもらっていること。
私は毅然とした態度で話をしていました。
そんな私に先生が最後に言った言葉は、
「お母さん。心配じゃないの?」
・・・・・はい?
こんなに可愛い我が子を心配じゃない母親がどこにいる!!
そんな怒りと同時に、私は母親としてダメなのではないか。
心配しているつもりで、実際は何もできていないのではないか。
という大きな喪失感に襲われました。
この時に血友病の可能性を疑われたので、もしも息子に大きな病気があったらどうしようと大きな不安にも襲われ、涙が流れそうになりました。
そして後日、紹介先の病院で血友病と診断されました。
残念なことに・・・
冷ややかな目をしていたのは役所の方々でした。
虐待に敏感なのは分かるのですが、あからさま過ぎて・・・。
仮に検査で異常がなかったとしたら、何か次の行動に出ていたのでしょうか。
虐待の事実がなくても・・・
血友病の子供を持つ親は、虐待を疑われるような経験をした方が多いのではないでしょうか。
お話を聞けた方の中には、
「実の母親から虐待を疑われた。」
という方もいらっしゃいました。
堂々としとけばいいじゃない!!
もちろんです。
アザを隠すこともしません。
ただ、ふとした瞬間に何気ない言葉に反応し傷ついてしまいます。
-
前の記事
記事がありません
-
次の記事
血友病と診断されるまで(出産) 2018.09.23