小児慢性特定疾患の更新手続き忘れていませんか?有効期限を確認し、余裕を持って手続きしよう。
- 2019.05.13
- 制度・歴史
2018年6月、息子は血友病と診断されました。あれから、100回近くもの注射治療を受け、早くも1年が経過しようとしています。
まもなく1年が経つということで、とても大事な手続きがありますね!!
『小児慢性特定疾患病医療受給者証の更新手続き』です。
今回は、『小児慢性特定疾患病医療受給者証の更新手続き』について記載していきます。
小児慢性特定疾患の更新手続き忘れていませんか?
20歳未満の血友病治療における医療費を公費で負担し、患者家庭の経済的負担を軽減してくれる『小児特定疾患病医療助成制度』。原則1年の有効期限で、更新手続きが必要となります。
有効期限は「小児特定疾患病医療受給者証」に記載されていますが、注意しなくてはならないのが、『更新の連絡・案内がない』ということです。
「◯月頃だったなぁ」という記憶も大切ですが、手帳や携帯への記入、毎月病院へ提出する際に有効期限を確認しておけば、更新手続きを忘れずスムーズに行うことができるかと思います。
余裕を持って「意見書」を準備しましょう
『意見書』は更新手続きにおける大切な書類の一つです。『意見書』とは、主治医に書いてもらう診断書のことで、早くても2週間以上はかかると思います。
遅くても有効期限の1ヶ月前には意見書を病院へ提出した方が安心かと思います。
【訂正】医療受給者証の更新手続きは、有効期限の3ヶ月前から申請可能です。
新しい受給者証の審査・交付までに約1ヶ月かかるので、遅くても有効期限の1ヶ月前には更新手続きを行いましょう。
そのことを踏まえ、病院への意見書提出は有効期限の2ヶ月前をお勧めします。
『意見書』の用紙は、各自治体のHPからダウンロードできるかと思います。
更新手続きに必要な書類
・申請書
・同意書
・世帯の住民税額等を証明する書類(※)
・保険証のコピー
・印鑑
(※)『世帯の住民税額等を証明する書類』は、「前年度分」or「当年度分」と、申請する時期によって異なるので、家に保管してあるものを持って行き、保健師さんに確認してもらえばOKです^^
意見書以外の書類は、保健師さんと確認しながらその場で準備することが可能なので、とにかく意見書を事前に準備しておくことでスムーズに更新手続きを行うことができます。
手続きに関して不安に思う方は、直接保健所に足を運び、保健師さんに聞いてみるのもいいと思います。
ちなみに、息子は『特別児童扶養手当』を受給していますが、こちらは更新の案内と同時に必要書類も送られてきます。
通知が来たらすぐに、更新の準備に取り掛かりましょう。
【追記】有効期限2週間前に更新手続きを行い失敗しました
有効期限の1ヶ月前に病院へ意見書を提出し、それから2週間後に意見書の準備ができ、すぐに保健所へ更新手続きに向かいました。それが有効期限が切れる2週間前でした。
特に書類漏れもなく更新手続きを終えたのですが・・・
「この後、受給証を審査会議に提出しますが、交付は1ヶ月後になると思います。病院へは更新手続きは終えたと現在お持ちの受給証を提出して頂きますが、負担するか否かは病院の判断になります。負担の場合は新しい受給証が交付されてから返金となりますのでご了承ください。」
なんとぉー!!交付までの期間なんて記載されていなければ、考えてもいなかった(>_<)
確かに、新規小児慢性手続きの時も交付されるまでの期間があった・・・更新時もそうなのか。
月初め、かかりつけ病院に理由を伝えました。
配慮して下さる病院が多いかと思いますが、皆さんもお気をつけ下さい^^;
更新を迎えるにあたり感じること。
病気を受け入れることから始まった血友病治療も、1年も経てば当たり前にある大切な日常となり、その中での経験や知識は、それまでの私の価値観を大きく変えていきました。今まで目を向けていなかったことに気づき考えるようにもなり、少しばかり心にゆとりが生まれたようにも感じます。
診断を受けた時のあの感情や辛い治療の様子を思い返す事は、今でも胸が締め付けられる想いですが、この更新手続きが行われる1年を節目に振り返ってみませんか。
息子の成長や努力を今一度、褒めてあげて下さい。
そして、息子を必死で守り続けるあなた自身も褒めてあげて下さい。
どんなに月日が経っても、完治すると言われる日が来るまで治療は続くのです。たまには自分自身のことを考えてあげてもいいですよね^^
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