衝撃の年少3歳児クラス!血友病を抱える息子の幼稚園での活動について
- 2020.09.28
- 学校・スポーツ
血友病A重症の3歳の息子が幼稚園生活をスタートさせて5ヶ月程経ちました。
新型コロナウイルスの影響で一時休園・夏祭りや運動会等のイベント中止など、親としては子供の様子を間近で見る機会がなくなってしまいとても残念な状況です。
登園時の検温・手洗いうがいを徹底しながら毎日元気に登園していますが、いつどこで感染してしまうのか?という不安はなかなか拭そうにありません。
そんなコロナ禍ではありますが、息子は幼稚園に少しづつ慣れてきたようで「幼稚園楽しい」と言葉にしてくれるようになりました。
私も、送り迎えのたびに息子の元気な様子を見てホッとしていますが、想像していた以上に3歳児クラスは激しく衝撃的な出来事もありました。
今回は、血友病を抱える息子の園での活動内容や私が見た3歳児クラスの現実をお伝えしていきます。
園活動の制限について
息子の幼稚園では主に、「朝のマラソン・体操・設定保育・自由遊び」が毎日の保育で行われており、設定保育の中には「体操教室・手押し相撲・イス取りゲーム」など少し激しめのものも行われています。
6段の跳び箱の上から飛び降りたり、お友達と接触する可能性のある遊びが行われる中で「息子に活動の制限は一切かけていません」。が、もちろんこれには理由があります。
- 息子の体調が万全だということ
- 製剤の効果により幼稚園での活動範囲であれば何でも挑戦させてみようという主治医からのお話があること
- 危険を感じる際には保護帽子を着用すること(実際は体操教室だけみたい)
- マットの使用・走ってはいけないなど危険を低減させるためのルールがしっかり作られていること
実際、これまで怪我はないに等しく、お友達と衝突したこともあったようですが保護帽子を着用していたことで痛みもなかったようです。
先生方が考えて行う設定保育では、安全面を十分に配慮した上で行われるので正直心配していませんが、『問題は自由遊びや先生からの指示がない隙間時間』にありました。
衝撃!恐るべし3歳児
幼稚園生活を怪我なく元気に過ごしている息子ですが、送り迎えをしていく中で衝撃的な現場に何度か遭遇しています。
それが3歳児の日常だとすると・・・息子のことが心配でなりません^^;
叩くことは当たり前?
まだまだ「してはいけないこと」の区別が付かず、分かっていても感情のままに行動してしまう3歳児。お友達と一緒に過ごしていく中で「仕方のないこと」はいくつかあります。
その一つが「人を叩く事」なのですが、子供だからこそ容赦なく全力で向かうその様は本当に衝撃的でした。
【私が見た3歳児の喧嘩の様子】
全力で振りかぶり頭部・顔面を叩く→相手も泣く事なく全力で叩く→逃げようものなら背後からでも容赦なく襲いかかる→ほっぺたに爪がめり込んでる
正直、特定の子の話ではありますが、いつか息子も感情的になりお友達を叩いてしまわないか、喧嘩に巻き込まれてしまわないか不安になってしまいましたね。
危ない!息子が踏みつけられる!
ある日、息子は登園してすぐにお友達と教室に仰向けに寝転がり遊んでいました。
私は息子の近くで保育の準備をしており、息子たちの様子を微笑ましく見ていたその時!!
向こうからやってきた同じクラスのお友達が、無防備に遊んでいる息子のお腹を踏み付けようとしたのです!
「そんなことしたら危ないよ!」と声をかけ息子は無事でしたが、喧嘩した訳でもなく不意にそんなことされるのか?と息子の身に危険を感じてしまいました。
その事をきっかけに、お友達とのトラブルについて考え、先生とお話させて頂きました。
どう解決する?お友達とのトラブル
3歳児の衝撃現場を目の当たりにし、「息子とお友達との間にトラブルが生じた時どうやって対処していくのか」という事について先生とお話させて頂きました。
まず、お友達とのトラブルが起こる現場に先生はいない事が殆ど。そうなると恐いのが、どこをどうして痛めたのかという出血に関する問題点だと感じました。
トラブルが起きてしまう原因に関しては、本人同士や先生との間で解決するべきで親が介入することではないと考えていますが、出血に関しては全く別の話。
「トラブル直後は冷静になれず話ができないかもしれないが、息子が落ち着いたら痛い所やどんな様子だったのかをじっくり聞いて上げてほしい」という事を先生に伝えました。
園としても「人を叩く・蹴る」という点に関して厳しく指導している様ですが、特に3歳児は大変な様です。「目が行き届いておらずすみません」と謝罪もありましたが、3歳児クラスでは担任・副担任以外の先生方も保育して下さっているので、口が達者で力もあって、なんでも好きに行動したい3歳児は本当に大変なんだなと感じています。
強く賢く成長していく息子
ここまでお友達とのトラブルについてお話してきましたが、喧嘩が日常茶飯事である幼稚園生活で息子はどの様にして過ごしているかというと、これが案外賢く過ごしているようです。
息子は何事も慎重で、周りのこともよく観察しており「〇〇君は叩く子」「〇〇君は叩かない子」と自分の中で人間分析をしていました。そして「叩く子が近くにいたら離れるんだ」と自ら危険を回避しようと行動していたのです。
「おー!賢いじゃん!!」と感心しましたが、いつの日かみんなが善悪の区別を身につけ、その時に息子も「みんなお友達」と迎え入れられるような子に育っていってほしいなと感じました。
まだまだ長い幼稚園生活ですが、血友病治療を怠らずみんなで大きく成長していってほしいですね。
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