インフルエンザワクチン打ちました【血友病】
- 2018.10.27
- 治療・環境
インフルエンザ予防接種
気温がぐっと下がり、風邪の季節がやってきましたね。
皆さんはインフルエンザの予防接種を受けられましたか?
東京では10月に学級閉鎖されているところがありましたね。
「早いなぁ」なんて思いながらテレビを見ていると、今年もワクチン不足が予測される!なんて情報が。
息子は週2回通院しているので、早速、先生に相談し予約を入れてもらいました。
接種するタイミングが大切です
インフルエンザワクチンには効果の期限があります。
早く接種しすぎてしまうと、ピーク時期の1・2月には効果がない状態になってしまいます。
また、子どもは2回に分けて接種するので、医師と相談して、きちんと計画することが大切ですね。
血友病患者と予防接種
アメリカではインフルエンザの予防接種は筋肉注射を推進しているようですが、日本での予防接種は、基本的に皮下注射で行われています。
血友病患者にとって筋肉注射は注意すべき点の一つですが、皮下注射は比較的問題のない行為です。
しかし、リスクはゼロではありません。
なので私たちは今回接種するにあたり、前日に輸注を行いました。
製剤とワクチンの関連性
インフルエンザの予防接種を行う前に輸注すればいいんじゃないの?
そうすれば病院に行く手間もはぶけるのに?と思いませんか。
なぜ今回、当日ではなく前日に輸注を行ったのか?
インヒビターの発生率
血友病の治療にとって一番の敵「インヒビター」。
ワクチンを接種すると身体が抗体をつくりワクチンと戦おうとします。
その際、同時に製剤も入れてしまうことでインヒビターの発生率が上がってしまうのではないか?
このインヒビターとワクチンの関連性を先生が調べて下さいました。
最近の研究では関連性はないとされている
しかし、これも100%ではないそうです。
100%ではない以上、リスクを背負うことはできません。
翌日であれば製剤の効果もあるので、今回このような判断となりました。
また、接種後にはしっかりと圧迫止血を行い、腫れてしまうリスクをさらに軽減させました。
肺炎球菌の予防接種で腕がパンパンに腫れてしまった経験があり心配していましたが、何事もなく終え一安心しました。
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