血友病と予防接種の関係性について

血友病と予防接種の関係性について

子供を守るために大切な予防接種。生後2ヶ月からしっかりとスケジュールを組み、予防接種を受けていかなければなりません。

予防接種は皮下注射なので、血友病患者さまでも特に気にすることなく受けることができます。

しかしながら、息子は1度だけ腕がパンパンに腫れてしまったことがありました。

今回は、血友病と予防接種の関係について息子の経験談も含めてお話しさせていただきます。




予防接種の受け方

 

まず予防接種はどのように受けていくのか簡単に説明していきます。

スケジュールの組み方

生後2ヶ月から予防接種がスタートします。母子手帳にスケジュールの目安は記載されていますが、実際どのようにしていけばいいのかわかりませんよね。

その時の子どもの体調や親の予定などにより個人差も出てきますので、初めての予防接種を受けた際に、かかりつけ医院の先生に次の予防接種予定日を決定してもらってください。

大抵は先生の方から提案して頂けると思いますが、念のため、母子手帳のスケジュール表を確認しておけば把握しやすいですよ。

 

また、1歳までの予防接種スケジュールは慌ただしいのですが、1歳以降の予防接種は落ち着き間隔も空きます。そのため、打ち忘れてしまう方が多いようです。

予防接種は全て打ち終えてこそ意味があります。忘れないように、自分のスケジュール帳にもあらかじめ記入しておきましょう。

 

予防接種の様子

予防接種を受けるためには、その日の子どもの体調と注意事項・確認事項が記載された用紙に記入し、親の承諾と医師の決定が必要です。

あらかじめ記入用紙を病院からもらい、記入した状態で病院へ行くとスムーズに受診することができます。

診察室に入ってからは先生に子どもの状態を診てもらい、まだ首が座っていない子はベッドに寝て接種し、首が座っている子は親の膝の上に座った状態で接種していきます。

 

これが可哀想で辛いんですよね。でも仕方ない・・・回数を重ねると慣れてきちゃいます^^;

接種後は副反応を見るため30分は院内、もしくは病院付近にいましょう。

 

副反応について

すべてのワクチンに副反応があります。

特に予防接種後30分以内に出るものが危険とされ、アナフィラキシーショック(全身性のアレルギー反応で、血圧低下や意識状態の悪化症状がみられる)などがあります。

そのため、予防接種後の経過観察はとても重要となります。また、一度接種したワクチンでも、2回目以降に副反応が出る可能性もあるので、その都度しっかりと観てあげてください。

 

副反応と言われると警戒してしまいますが、それよりも予防接種を受けずに様々な病気にかかり、症状が悪化してしまうことの方が怖いことだと言われています。




予防接種と血友病

現在の予防接種は全て皮下注射で行われています。そのため、血友病患者さまも一般の方と変わらず予防接種を受けることが可能です。

しかし、出血は起こりますので予防接種後はしっかりと圧迫止血してください。

予防接種は生後2ヶ月からなので、まだ血友病と診断されていない方が多いと思いますが、診断を受けている場合は、医師に伝え相談しておいた方が安心ですね。

 

息子の場合

副反応が出たのは、4回目の肺炎球菌でした。

肺炎球菌ワクチンは、副反応が1番出やすいワクチンのようですが、こればかりは打ち所が悪かったとしか言いようがありません。

 

 

症状がみられたのは予防接種の約4時間後でした。お昼寝から起きた息子は、注射を打った左腕を全く動かさず表情にも元気がありませんでした。

熱はなく食欲もあったので様子を見ていましたが、左腕はみるみる腫れ上がりました。

 

 

かかりつけ医院は診察時間を終えており、小児救急電話相談#8000に相談し受診可能な病院を紹介してもらい向かいました。私も一緒にお昼寝していたので、左腕踏んだのかも!?とその旨も伝えました。

 

紹介してもらった病院での診察結果は原因不明。

「うちでは対応できないので大きい病院に救急搬送してもいいですか?」

救急車で運んでもらい、到着した病院の小児科医は不在。骨折も疑っていたのでレントゲンを撮りましたが異常は見られず。またまた救急車に乗り、隣の市の子供病院で予防接種の副反応と診断されました。

 

いわゆるタライ回しってやつですかね・・・鎮痛剤をもらい様子をみることになりました。

翌朝、38度の発熱がみられた為、予防接種を受けたかかりつけ医院へ。昨晩の出来事を説明し、湿布と解熱剤をもらいました。

息子が元気に動き回るまで3日間程かかりました。

小児救急受け入れ体制問題についての記事はこちら

息子はなぜこんな症状が出てしまったのか

予防接種は皮下注射のため大きな問題になることはないとされているのに、なぜこんな症状が出てしまったのか。今回は打ち所が悪かったとしか言いようがないかもしれません。

 

血友病で気をつけたい出血に筋肉内出血があります。

症状としては、硬く熱を持った状態で腫れ上がります。今回の息子にも同じ症状が見られました。

針が筋肉の深いところまで入った上に、BCGの場所を避けようと肩のあたりに打ったため、肩甲骨や脇の下まで腫れが広がったようです。

まだ幼い子どもですから、注射の際に暴れて動いてしまいます。こちらはグッと抑えていますが、全く動かないというのも難しいもの。

それにも動じない先生の技術も大切になるように思います。