3歳の男の子の髪の毛を自宅でカット!我が家のセルフカット方法を画像と共にご紹介

3歳の男の子の髪の毛を自宅でカット!我が家のセルフカット方法を画像と共にご紹介

こんにちは、パパです。
3歳の息子は美容室や理容室に行ったことがなく、父親の僕が息子の髪を切っています。節約のために自身のセルフカットを始めたのがキッカケで、現在では我が家の専属スタイリストになっています。

*妻の髪をセルフカットした記事は「会社員の夫が妻の髪をセルフカット!自宅でレディース ミディアムレイヤーカットに挑戦!」よりご覧下さい。

 

美容師国家資格を持つ身ではありますが、早期の挫折組であるため知識も技術も素人同然です。YouTubeなどで切り方を学び、実践を繰り返す内に何とかトップ画像の様なスタイルに仕上げることができるようになりました。

 

今回の記事はカット講座ではありませんが、普段僕がどの様に息子の髪をカットしているのかをご紹介したいと思います。プロから見れば至らない点も多いかもしれませんが、セルフカットにご興味のある方は是非一度ご覧ください。





セルフカットで準備する物

 

  • バリカン(長さ調整可能なアタッチメント付きの物)
  • ハサミ・すきバサミ
  • コーム(クシ)
  • ダッカール(ヘアゴムなど髪をとめれる物ならOK)
  • 霧吹き(無くてもOK)
  • クロス(100均の物でOK)

 

バリカン

 

僕が使っているバリカンはアタッチメントと呼ばれる長さ調整ができる付属品が多くあり、最大70mmの長さでカットできるアタッチメントや、すきバサミ代わりになるアタッチメント、切り方の説明書なんかも付属されていて、全頭セルフカットを目的としていた僕にとっては扱いやすく重宝しています。

 

ハサミ・すきバサミ

 

上記のバリカンがあればバリカンのみでカットも可能ですので、ハサミについては必要に応じて用意されるといいと思います。僕の場合、美容学校時代に使っていたハサミが残っていたのでそちらを使用していますが、100均やネットショップを探せば色々と出てきますのでご興味のある方は一度調べてみて下さい。ただし、安価のすきバサミについてはすき過ぎる恐れがあるので、カット時には注意が必要です。

その他の道具

 

コーム(クシ)は写真のようなタイプが望ましくカット中は常に使う必需品です。100均でも販売されているので是非探してみて下さい。

ダッカール(髪どめ)は刈り上げを作る際にあると便利です。100均にも売っていますがヘアゴムなどでも代用できます。ダッカールが無くてもカットはできますが、今回は息子のカットで使用しましたのでご紹介させて頂きます。

霧吹きはハサミでカットする際に使用します。髪を濡らすことで髪のまとまりが良くなる、どこを切れば良いのかが分かりやすくなる、毛先の傷みを抑えることができる、など様々なメリットがあります。
直接手で濡らす方法もありますが、額から水がポタポタしてしまうかもしれません。できれば霧吹きの使用をオススメします。

クロスは100均に子ども用の物が売っていましたので、息子にはそちらを使用しています。切った髪をクロスが受けてくれる仕様なので後片付けも楽なのですが、首回りが3歳児には大き過ぎるのが欠点でした。タオルを首に巻いて、その上からクロスをつける方法で解決させています。

 

 

カットの仕方

概ねの工程は以下となります。

  1. 準備
  2. 刈り上げを作る
  3. 耳周りを整える
  4. 髪を切っていく
  5. すきバサミで調整していく
  6. 完成

後日、記事用に撮影した画像も含まれるため、工程と髪の長さが一致しない場合があります。

 

 

準備

まずは準備からです。

タオルを首に巻いてから100均で購入したクロスをつけます。このクロスであれば切った髪の9割はクロス内に溜まるので、後の掃除が楽になります。

 

カット中はハサミも使うので危険です。我が家では長時間動かずに座っていてもらうために、大好きなアニメや映画を流しています。前髪のカット時に「見えないよ」と動かれる以外は、とてもスムーズに作業が行えています。




刈り上げを作ろう

準備ができたらカット開始です。まずは刈り上げを作っていきます。

 

 

– ブロッキングする –

はじめに刈り上げの範囲を決め、ダッカール(髪留め)を使って髪の毛を分けて留めていきます。

 

赤色の線より下が今回刈り上げる範囲です。刈り上げる箇所が決まったら、バリカンを入れていきます。

 

 

 

– バリカンを入れていく –

以下は刈り上げを作る時に押さえておくポイントです。

バリカン使用時のポイント

画像のように、切り始め〜中間辺りまではアタッチメントが地肌に当たるようにカットしていきますが、中間〜切り終わりはバリカンを外へ逃がすように手首を返しながらカットします。

 

 

上記ポイントの切り方をしっかり意識して刈り上げていきます。また、綺麗な段差を作るためにアタッチメントの長いものから順番に使用していきます。

 

 

 

15mmのアタッチメントをバリカンに取り付け、赤色ラインを目安にして外へ逃すように切っていきます。
12mmのアタッチメントに付け替え、青色ラインを目安に外へ逃がすようにカット。
9mmに付け替えて、緑色ラインを目安に外へ逃がすようにカット。
6mmに付け替えて、黄色ラインを目安に外へ逃がすようにカット。
最後に3mmに付け替えて、オレンジ色ラインの生え際のみをカット。(襟足のみでもいいですし、必要なさそうであれば3mmは飛ばしても構いません)

 

 

 

– 段差を馴染ませる –

ある程度は刈り上げることができましたが、少しだけ手を加えます。

アタッチメントの兼ね合いで、どうしても刈り上げを横から見た時に綺麗な段差が生まれません。少しでもナチュラルにするため、ハサミとコームを使って段差を馴染ませます。

 

下からコームで髪の毛をすくうように通してみると、不揃いの毛が出てきますのでハサミでカットします。最後の工程で、すきバサミを使った馴染ませを再度行いますので、この工程は「整える」程度に考え、やり過ぎないようにします。

ハサミを使っていますので、失敗があると刈り上げの一部がゴッソリなくなってしまった!なんてことになってしまうので慎重に行います。

 

 

 

– 耳周り周辺を整える –

耳周りを整えていきます。

アタッチメントを外した状態で、耳周りを中心にオレンジ色のラインで切り損ねた不揃いの毛を綺麗に整えていきます。油断すると切り過ぎてしまったり肌を傷つける恐れがあるので、ここは慎重に行います。

 

 

以上で刈り上げは一旦おしまいです。少しガタガタしている箇所あっても、すきバサミを使った最後の仕上げで馴染むので、そのままにしておきます。

バリカンの使用は以上となり、以降はハサミとすきバサミで作業していきます。




髪の毛を切っていこう

ここからはハサミを持ってカットしていくため、より一層の注意を払い慎重に作業していきます。

ダッカール(髪留め)を外し、おろした髪の毛は霧吹きを使って濡らしコームで髪をとかしてあげます。準備ができたらカットに移ります。

 

 

カットする箇所と順番

大きく分けて画像のように(1)(2)(3)の順でカットしていきます。まず、バリカンで刈り上げた一番長い毛と(1)の髪を繋げ、次に(2)でトップの長さを決めます。最後に(1)と(2)の間の(3)を繋げていきます。

 

 

カット時のポイント

頭の丸みを意識します。カットしたい髪の毛をコームで引き出した際、髪の角度は引き出した頭の点から90度になっていることを徹底します。90度に引き出しても、切る時に角度を変えたりすると不揃いな仕上がりになってしまいます。

 

 

 

– 刈り上げと長い髪を繋げる –

(1)がこの工程で切る箇所です。

まずはハサミを使って刈り上げで作った一番上の長い髪の毛と、おろした髪の毛を繋げるように後頭部からサイドまで、ぐるっと切っていきます。

切る時は少し長めに切るのがポイントです。切り過ぎてしまうと取り返しがつかなくなるので、ここも慎重にカットしていきます。

 

切り終えて長さを確認すると、緑のラインのように刈り上げのラインから延長したようなスタイルになります。被さってくる髪があっても後で切るので、気にせず進みます。

(カット箇所に不安を覚えていた頃は、とりあえず長めに切って全体の雰囲気を見ながら少しずつ短くする方法を取り何とか失敗から逃れていました。)

 

 

 

– トップの髪の毛を切っていく –

(2)がこの工程で切る箇所です。

次は頭頂部の長さを決めてカットします。僕の場合は、画像のように指3本分(40mm程)を目安にしています。

 

 

頭頂部がカットできたら、それをガイド(目印)に前髪付近まで切り進めていきます。

 

切り損なった毛がないか何度かチェックができたら、前髪に移ります。

 

 

 

– 前髪の長さを決める –

前髪って重要ですよね。濡らしてカットしている場合、髪が乾くと濡れていた時より少し短くなりますので、希望の長さより気持ち長めに残すことを心掛けています。

 

 

まずはコームで前髪を下に引き出し、ハサミを縦に入れて切ります。

 

ハサミを縦に入れることでパッツンになることを避けていますが、仮にパッツンになったとしても最後にすきバサミでぼかすので、あまり気にすることはありません。ただし、長めに髪を残しておかないと、更に短くなりますので注意が必要です。

 

前髪が決まったら、切り終えている前髪付近の毛と前髪をコームで引き上げ、間の切れていない髪の毛を繋げるようにカットして完了です。

 

 

 

– (1)と(2)の髪の毛を繋げる –

(3)がこの工程で切る箇所です。

(1)で切った刈り上げと繋げた毛、(2)で切ったトップの毛、その間に位置する(3)の髪の毛を切っていきます。

90°に引き出すことを忘れずに、(1)の毛と(2)の毛を一緒に引き出し、下画像のように繋げるようにカットしていきます。

 

切り終えたら最後に切り残しがないか全頭チェックしていきます。適当に髪の毛を90°に引き出し、無駄に飛び出てくる髪の毛があればカットします。

 

 

 

– すきバサミで毛量を軽くする –

仕上げです。すきバサミで刈り上げも含めた全頭をすいていきます。

 

  • 幼い子どもは大人に比べて毛量が少ない傾向にあるので、髪の毛をすき過ぎない事
  • 髪の毛の中間から毛先に向かって2、3回すく程度で十分(毛量による)

 

 

前髪については、ハサミでカットした時と同様に縦にすいてます。100均などのすきバサミは一度のカットで髪をすき過ぎてしまう恐れがあるので、見立たないところでカットしてみて雰囲気を確認しながら進めていきます。

 

 

すいてはチェック、すいてはチェックを繰り返し、自然なスタイルに仕上げて完成となります。
今回のスタイルは以下のBeforeAfterでご覧ください。

 

 

Before・After

 

before

 

after

 

 

今回のカット時間は約50分かかりました。息子は大好きなアニメに夢中でしたが、やはり後半は少しお疲れモードが出てきます。次回はタイムを少しでも縮めれるように頑張りたいと思います。




YouTubeには沢山のカット動画があります

 

今回ご紹介したカット方法は自己流も含まれていますし説明が足らない点も多かったかと思いますが、ここまでご覧頂きましてありがとうございました。

 

今やネットにはセルフカット術が溢れており、YouTubeにもカットの仕方を分かりやすく説明されている動画が沢山あります。ご興味のある方は、『キッズ セルフカット』などと検索して頂ければ、参考になるものが見つかるのではないでしょうか。

 

ハサミを使うことは危険も伴いますが、自宅でカットするメリットも沢山あります。初めは上手くいかなくても、失敗を繰り返せば必ず上達します。大事なお子様のカットに挑戦される方は、まずはご主人を練習台に失敗を繰り返してからでもいいかもしれませんね!僕は自分で自分の髪を練習台にしていました^^

この記事が皆様の自宅カットに挑戦するキッカケになれば幸いです。