血友病保因者の妊娠中期の記録と性別発表
- 2021.02.01
- 保因者・出産
「十月十日」と言われる妊娠期間。血友病保因者である私も妊娠28週(8ヶ月)に突入し、お産まで残りわずかとなってきました。
今回のブログでは、血友病保因者である私の妊娠中期の様子と性別のご報告をしていきます。
血友病保因者である私が赤ちゃんの性別について考えてきた様々な思いや、性別確定の報告を受け今思うことについても記録しています。
妊娠中期の検診の様子
妊娠中期とは妊娠16〜27週のことをいい、胎盤の基本構造が完成することで一般的につわりが治まったり体調が安定する時期、いわゆる「安定期」と呼ばれる時期になります。
妊娠初期では2週に1回の検診でしたが、妊娠中期に入ると4週に1回の検診となるので、日常生活もゆったりと過ごすことができます。
血友病保因者である私も4週に1回の検診で、日常生活・検診共にトラブルなく過ごすことができました。
長男妊娠時は、「4週に1回の検診では不安。常に胎動感じてたいし心音を聞いていたい!」と常に不安を抱いていましたが、2人目となると心に余裕も生まれ「今日も元気に動いてる!ヨシヨシ!」と変な安心感を持って過ごしていました。
妊娠中期になると、妊婦の皆さんが楽しみにしているエコーでも、赤ちゃんが起きていれば顔はもちろん手・足、様々な仕草を見ることができます。
エコーの機械が自宅にあったら、他のことが手に付かないくらい幸せな時間ですよね^^
性別の発表
さて、気になる性別ですが・・・結果は「男の子」でした^^
長男を出産した個人産院では「性別はお伝えして宜しいですか?」と事前に確認があったのですが、今回お世話になっている総合病院ではあっさり報告。(エコーの先生は血友病とか認識していないと思います)
血友病遺伝の可能性があるので性別確認は大切なのですが、唐突に伝えられたので少しついていけない感じはありました。
私は血友病保因者であるため妊娠発覚当時からお腹の赤ちゃんの性別は気になっており、男の子・女の子両方のパターンで色々考え思うところがありました。
お腹の赤ちゃんが男の子と判明して思うこと
我が家の第一子は男の子。そのため「純粋に女の子を授かってみたいな」というちょっとした希望はありました。
しかし、お腹に命を授かった瞬間から頭をよぎるのは自分が血友病保因者であるということ。生まれてきた子が血友病もしくは血友病保因者である可能性があるということでした。
女の子が血友病保因者として生まれてきた場合…
自分が保因者と知った時、恋愛・結婚・妊娠・出産など、あらゆる面で私以上の悩みを持たせてしまうかもしれないと思うと、辛く感じる点もありました。
男の子が血友病を抱えて生まれてきた場合…
血友病を抱える長男を育ててきた経験があるからか、家族・兄弟ともに支え合っていこうと、ある程度の覚悟はできたような気持ちでいました。
生まれてきた子が血友病の遺伝なく健康に生まれてきた場合…
血友病を抱える長男が「どうして自分だけ」と病気に対して消極的になってしまうかもしれない。血友病を抱えていない次男も共に病気に対する理解を深めていく必要があるかもしれない。
なんて色々考えていて、「そんなことを考えるなら子供を産むな」という意見も生まれてきそうですが、抱えてしまう可能性のある病気は血友病だけではありません。今、お腹の赤ちゃんが男の子と知らされ単純に嬉しいですし、考えてもいなかった「3人目、女の子欲しいな」なんてことも頭をよぎってしまいました^^;
性別が男の子だということを主人と長男に伝えると二人とも喜んでくれて、これから今以上に賑やかな家庭になりそうです。
性別が判明するまでに考えていた不安はこれからの課題になると思いますが、「とにかく無事に生まれてきてくれること」ただこれだけを願っています。その後のことは、「親が子を支える・家族で乗り越えていく」ということに徹していきたいと思います。
さてさて、性別が男の子ということで、出産方法を選択していかなければなりませんが、これが非常に難しい・・・。血友病保因者でご出産の経験がある方がいらっしゃいましたらアドバイスが欲しいです!!
血友病保因者のお産方法の正しい選択は??
現在、妊娠28週(8ヶ月)ということで妊娠後期に入った訳ですが、お産の方法が全く決まっていません。
帝王切開・経膣分娩共にリスクはあり、産婦人科・長男のかかりつけ主治医・大学病院の主治医に意見を聞きながら悩みに悩んでいる最中です。
先生方から伺ったお話は後日まとめて記事にさせて頂きますが、皆様からアドバイスがありましたら是非宜しくお願いします!!
また出産時の医療費に備え、「血友病保因者の私が申請した制度」についても後日まとめて記事にします。
出産・新生児育児期のブログ更新について
妊娠後期に入った今、お産予定まで2ヶ月となりました。
現在のブログ更新は1週間に1度のペースで行っていますが、出産・入院・新生児育児に入った際はブログ更新が難しくなる可能性があります。
出来るだけリアルタイムで情報をお届けしたい思いではありますが、それが困難な場合があることをご理解頂けると幸いです。
なお、Twitter・Instagramにつきましては可能な限りリアルタイムで情報発信いたしますので宜しければフォローをお願いします。
今後とも、『LIFE〜血友病と生きる』をどうぞ宜しくお願い致します。
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