アボネット(保護帽子専門ブランド)の頭部衝撃を軽減するキャップの使用レビュー紹介
- 2019.01.27
- 子どもを守るグッズ紹介
前回は、幼児期から使用出来る頭部保護帽子をご紹介しました。
乳幼児頭部保護帽子【ヘルメットタイプ】についての記事はこちら
今回は、屋外で使用出来る幼児用頭部保護帽子をご紹介します。
前回のアイテムはヘルメットタイプでしたが、今回はキャップタイプ。見た目も良く、普段の洋服を邪魔することなくおしゃれに着用できます。
息子も毎日着用しており、外出には欠かせない大切なアイテムとなっています。
頭部保護帽子に特化したブランド『abonet(アボネット)』
今回ご紹介している保護帽子は『abonet(アボネット)』というブランドで、頭部保護帽子に特化したアイテムを多数取り揃えています。
コンセプトとしては『機能性・安全性に加え、ファッション性を兼ね揃えたオシャレで頼もしい帽子』とされており、ヘルメットタイプからキャップ・ハットタイプ、リボンやお花が装飾されているものもあります。
インナータイプもあり市販の帽子と組み合わせられそうなので、一度買ってみようかなぁと検討中です^^
また、自転車の衝突時や子どもが遊具から転落した際の頭部保護基準値としても活用されている『HIC値』を採用して衝撃吸収性能を評価しているので、信頼性のあるブランドではないかと思います。
abonet+JARI キャップフルタイプの紹介
息子2歳頃の着用の様子です。
外出の際、「帽子は?」と自ら探してくれます。
毎日着用しているので帽子がないと違和感を感じるようです^^
abonet+JARI キャップフルタイプの特徴
サイズはフリーサイズとSサイズがありSサイズは頭囲50〜54cmとなっています。
Sサイズのカラーはピンク・ブルー・レッド・ネイビーの4色。
無地だけではなくボーダー柄もあります。
頭部側面に緩衝材ポリエチレンビーズが縫いこまれており、頭頂部の緩衝材は出し入れ可能となっています。
緩衝材で使用されているポリエチレンビーズは直径1cm程度の球場のポリエチレン製ビーズで、中心に穴が開いており通気性と緩衝力を兼ね備えています。
また、取り外し可能なクリップ式のあごひもが付属されています。
クリップの仕様に少し戸惑いましたが、好きな所に付けることができ、長さの調節も留め具をスライドさせるだけなのでとても簡単に使用できます。
お手入れ方法は、手洗い可能で漂白剤・乾燥機は不可となります。
使用してみた感想
メリット
1、普段着に合わせて使用できる。
キャップタイプなので男の子らしくかっこよく使用できます。
子どもらしいデザインではないので、大人っぽくコーディネイトできます^^
2、頭部全面がビーズで守られている。
公園の遊具や外出先での不注意による軽度の衝撃は和らげる事ができます。
3、型崩れしない
現在まで約8ヶ月使用し、一度お手入れをしました。
普段の使用方法も決して丁寧とは言えませんし、大雑把な私は洗濯機を使用してお手入れをしました^^;
それでも目立った型崩れはなく使用できています。
デメリット
1、サイズが限られている
サイズが50㎝からなので1歳前後のお子さまには大きすぎるかもしれません。
息子は1歳8ヶ月から使用しましたが、2歳現在でもまだ少し大きく、視界が遮られてしまうことがあります。
幼児用の保護帽子も製造されていますがこちらの商品の倍の金額となります。
【改善策】
100円均一で販売されているクッション材(我が家ではEVAシート)を帽子の内側に貼り付け調整しています。貼り付ける際は、後で取り外せるように両面テープを使用しています。
2、子どもの帽子としては高価
大人のオシャレ帽子と変わらない金額ですが、しっかりと頭部を保護してくれます。
毎日使用できるので、購入して損する金額ではないと思います。
3、色落ちが早い
中のビーズが擦れているのか、特にネイビーという濃い色なので色落ちを早く感じます。
市販の帽子を染めるスプレーできれいに塗り直せますが、やはり早めに色落ちしてしまいました。
4、夏場は少し蒸れ汗ばみやすい
通気性はあるようですが真夏の暑い日には汗ばんでしまうため、時々帽子を外し汗を拭いてあげる必要があると思います。
ツバはしっかりあるので暑く眩しい日差しはきちんと遮ってくれます。
より自然な見た目を追求した保護キャップ
こちらは息子が使用している保護帽子と同じタイプのストライプ柄です。
息子が使用しているタイプは全面にビーズが入っているので少しゴツゴツした印象ですが、こちらはより自然な見た目を追求した商品になります。
こちらは保護ビーズは後頭部のみ、前側頭部・頭頂部には出し入れ可能な衝撃材が入っています。
サイズはSサイズ頭囲50〜54cmです。
まとめ
今回この保護帽子を使用してみて、自分の身の危険を察知できない・守れない幼児の大切な頭部を守ってくれる、非常に役立つアイテムだなと感じました。
キャップタイプで見た目への抵抗も軽減されるので、息子のような血友病患者さまに限らず、その他の病気の方・単純に頭を守りたい健常者の方でも参考にして頂けると思います。
また血友病患者さまの場合、定期輸注をしていれば保護帽子は必要ないと考える方も多いと思いますが、少しでもリスクを軽減すること、軽くでも頭を打ってしまった時の不安を解消することができます。
精神的な安心材料としても保護帽子を使用してみてはいかがでしょうか。是非チェックしてみてください^^
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